2009年10月3日土曜日

グルコサミンに関するWHOの研究プログラム

グルコサミンに関するWHOの研究プログラム

世界有数の科学雑誌「ラフンセット」誌上において、グルコサミンの関節炎に対する臨床研究が報告されました。べルギー・リエージュ大学の研究チームが中心となって行ったこの研究は、WHO(国連世界保健機構)が組織する諸団体との共同研究プログラムの一つで、「骨と軟骨の代謝に関する調査」と名づけられています。

この研究では、二重盲検法が採用され、膝の関節炎症恵者加名に対して、1日に1500mgのグルコサミンを3年間にわたり経ロ投与したものです。

骨と骨の接合部分に本来存在するはずの、ある程度のスぺースが長期間にわたってどの様に損傷していくのかをプラセボ(偽薬)群とグルコサミン投与群に分けて観察し、スぺースの欠損をX線で分析した結果、プラセボ群では平均0.31mmの欠損があったが、グルコサミン投与群では「重大な欠損を意味しない」0.06mmに留まっていました。

このことから同チームでは「長期のグルコサミン摂取が、関節炎症の症状の進行を抑制する効果」があることを指摘しました。

現在までのグルコサミンの研究では、数カ月にわたる短期間での臨床試験例はありましたが、3年間の長期にわたる試験は、はじめての事です。

この研究報告について全米栄養評議会(CRN)のジョン・コーデイロ会長は、米国の20000万人とも4000万人ともいわれる関節炎症患者の現状に触れながら、「科学が栄養補助食品の必要性、有用性、安全性を証明している」と歓迎のコメントを発表しました。

これに相前後して、NIH(米国立健康研究所)でも、グルコサミンとコンドロイチンを複合したもの、それぞれの単体について、24週間にわたる臨床研究を二重盲検法により行う方針を発表しました。

参加人数1588人、1400万ドルの予算を投じて行われる大規模な臨床試験となる予定です。今回の試験と合わせ、ここ数年のうちにグルコサミン、コンドロイチンの機能研究が飛躍的に進行する公算が高く、関節炎症の激痛に悩む全国の患者に朗報がもたらされる日も間近いことと思われます。

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